2014年2月25日(火)
東京倶楽部千駄ヶ谷店での初のライブ、無事に終了いたしました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました!!お聴きくださった皆様、応援くださった皆様、ありがとうございました!
今回は初の3人編成。ピアノの幡野恵子さん、カホンのsatoruさんとご一緒です。初の3人ではあるものの、それぞれの方とは既にご一緒したことがあり、安心感の中、スムーズにリハも進みました(天候の要因を除いて^^)。
この日朗読の作品は幡野恵子さんの優雅なメロディに合わせ優しく美しいイメージを広げる作品、更に春を先取りして花をモチーフにしたものを多く取り揃えました。そこにsatoruさんのカホンが輪郭を引き締めてくれました。お二方とも相手の音やリズムを取り込んで世界を広げてくれる方だったので、ある作品はピアノ先行、別の作品はカホン先行でと、次々にイメージが固まっていきました。
トップの詩は「満開の花の下」。この季節の詩ですね。満開なのは何の花?桜ではなく梅の花。一見地味に見える梅の花、実はとても華やか。ぜひこれからの季節、梅見してみてくださいね。満開の梅の花に女性の人生をほんのりと重ねてみました。
2編目に「ハーフムーン」。ライブでの披露率トップの作品ですが、これまでとイメージを変えて。カホン先行で世界観が構成されました。他の方とご一緒することで、私が元々書いた詩のイメージが大きく変わっていく・・・それこと私がミュージシャンとのコラボライブで表現したいこと。音や読み方で作品の世界観も少しずつ変わっていく、スリリングな体験です。次のハーフムーンは3月8日。半分の月にこの詩を思い出してくれたら嬉しいです。
3編目は「Blue Rose」。遺伝子工学(?)でもう実現してしまったのだけど、旧来の掛け合わせでは実現しない青いバラ。かなわぬ願い、奇跡。そんな気持ちを、例えばアンデルセン童話のような世界観に乗せてみました。絵本のページをめくるように詩を感じていただけたらな、そんな作品です。
4編目は「夜の遊園地」。これはピアノなし、カホンと2人だけでソリッドに。音と言葉だけ、自分の内面に大きく迫る作品です。夜の遊園地と言っても、○○ランドとか××園の詩ではないのよ(笑)。世界は私にはこんなふうに見えるの。
5編目は「秘密の森」。ちょっぴりサスペンス。そんな恋の物語。ピアノとカホンが世界を盛り上げてくれました!
6編目は「旋律」。音楽記号を多用したトリッキーな作品なので、朗読では伝わりづらいと思っていたのですが、ピアノが朗読を先導する形で、断然面白い作品になりました!やってる自分も楽しかったです。
7編目に「スミレ」。これはこの季節、幡野恵子さんのピアノに合わせて、この日のために書き下ろした作品です。「長い冬が終わる時 ふたりの愛は 首を傾げた小さなスミレ」。近々、詩か朗読かを公開しましょうか。
ラストに「百万光年の彼方から」。去年のクリスマスイベントのプレゼントポストカード用に書いた作品を。ライブを見に来てくださったsatoruさんのリクエストで急遽セットリストへ入れた作品。皆様へ送る愛の詩です。
以上、ざっと振り返った今回のライブ。幡野恵子さんのピアノが作る世界、そこに乗るカホンのリズム。ゴージャスな音の中で気持ちを高めて朗読出来ました。お聴きくださった皆様に届けることができたでしょうか。
他の出演者の方はいずれもギター弾き語りの方。高い歌唱力で歌詞を表現される重実信之さん、素晴らしいギターで独自の世界観を描かれた山崎怠雅さん、実力ある方とご一緒させていただき光栄です。素敵なライブ楽しませていただきました。
最後に改めて、足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました!暖かい雰囲気の中でライブさせていただきました。そして聴いてくださった皆様、応援くださった皆様、東京倶楽部さん、全ての皆様、ありがとうございました!
*SET*
with 幡野恵子(pf) satoru(cajon)
満開の花の下
ハーフムーン
Blue Rose
夜の遊園地 with satoru
秘密の森
旋律
スミレ
百万光年の彼方から
*「メッセージ」カテゴリは詩(創作)ではなく、読者の方へのご挨拶やメッセージです。