2014年5月18日(日)
このブログでは実はブログ的なことは書かないことにしていたのだけれど、素敵な展示会に伺うことが出来たので、その魅力をお知らせしたく、今回はたくさんの写真とともにレポートを。展示会の詳細はブログ最後に載せますので、ご興味ある方、ぜひ足をお運びいただきたいです!とても素敵な展示会は5月27日まで開催されています。
鎌倉、長谷駅近くのまめやさんの2階にあるギャラリーで開催中のアート書家の原田愛子さん、切り絵作家の木村新さん、Chikakoさんの写真による展示会に伺いました。面識のないChikakoさんとはお会いできなかったものの、愛子さんと木村さんが在廊されていて、作品を拝見するだけでなく、たくさんお話も出来て楽しい時間となりました。
まずはこのブログでもご紹介したことのある切り絵作家の木村新さん。一番楽しみにしていたのはこちらの作品。4枚組の「春夏秋冬」と題された作品、季節ごとの女性はそれぞれモデルがいるのですが、右下の「冬」はなんと私をモデルにしてくださったのです!!雪舞う中、着物の椿柄の赤が映える作品。もちろん、着物の柄も舞う雪も切り絵で表現されてるのですよ。素敵すぎて申し訳ないくらい・・・。いきなりテンション上がりまくりです(笑)。
その他の作品も意欲的なテーマやステンドグラス的な表現など素晴らしいものばかり。木村さんの作品、切り絵という技術力の高さもあるのですが、何よりそのデザインが秀逸なのです。今後の展開などたくさんお話でき、有意義な時間となりました。高い創作意欲に今後の作品が益々楽しみです!
そしてアート書家の原田愛子さんの作品。この展示会のメインとなっておりたくさんの作品がありました。書家と言うことは知っていたものの、愛子さんの作品を拝見するのは初めて。アート書家って?私もこういう表現を知るのは初めてだったのですが、書とかわいらしい絵による作品、文字そのものでアート的表現をした作品、正統派の書道的な作品、実に多彩な表現でどれも素晴らしいものばかり。この写真のほか、様々な作品が展示されていました。
Chikakoさんによる鎌倉の花の写真も素敵でした。
それぞれの作品がとても素晴らしくすごく楽しめる展示会だったのですが、何よりアーティストお二人のいらっしゃるその空間がとても素敵だったのです。ギャラリーのテーブルでは木村さんがその場で切り絵の作品を作られていたり、愛子さんが来場者のために書を書いてくださったり。写経の体験をされている方もいらっしゃいました。
そんな場があり、アーティストお二人の作る空気感がとても暖かくて展示会の魅力を一層高めていました!
愛子さんが好きな言葉があれば書いてくださるとのことでしたので、甘えて自分の詩をリクエストしてしまいました。私の書いた言葉が新たな作品になる瞬間を近くで見ることができ、ささっと色も塗られた作品はとても素晴らしく、再度テンション上がりまくりです!!
更に木村さんの切り絵による栞、愛子さん手書きの葉書、Chikakoさんの写真などの作品が来場者へのプレゼントとして用意してあって。こんなにたくさんいただいてしまいました。
アート書家の原田愛子さん、切り絵作家の木村新さんとご一緒に。切り絵「四季」の春のモデルは愛子さん。
富士山と江ノ島と夕焼け。
鎌倉へ向かう電車で大好きな音楽を聴いていた。ボックス席の窓際で夏みたいな日差しを浴びて、まだ生まれる前の詩のイメージの中で漂っていた。タイトルだけが決まって、それはまだ書かれていないけれど、いつか私が書く幸せの詩なのだ。展示会で素敵な作品と暖かな空間に満たされて、書きたいものがどんどん増えていく。潮風と波音と日差しを感じながら鎌倉の海沿いを歩いて、開ききった細胞にいろんなものが吸収されていく。泣きたいくらいの幸せに包まれた一日。そしてそれは明日へ続いていく。
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鎌倉まめやギャラリー
愛子de書「いっしょに歩いていこう」
切り絵作家 木村新、Chikako's Photoの展示
開催:2014年5月14日(水)~5月27日(火)
時間:10:00~18:00(最終日は15:00まで)
場所:鎌倉まめや長谷本店 2階 MAMEYAギャラリー
江ノ電長谷駅より徒歩1分
*入場無料
*「メッセージ」カテゴリは詩(創作)ではなく、読者の方へのご挨拶やメッセージです。