2014年11月8日(土)
今年の夏、展示のコラボをご一緒した切り絵の木村新くんからサプライズで切り絵をいただきました!
ひとつは4人の女性シリーズ(?)。前回は春夏秋冬に一人ずつの女性を配した作品の「冬」を描いていただきましたが、今回は4枚が横に連なる「縁側の風景」という作品。その中の一番左の一枚が私をモチーフとした作品だそうです。norikoは茶器を持って立ち働くイメージだそうです(笑)。
しかし、この切り絵、細かく紙を切るその技術力にが回を重ねるごとにグレードアップしていくのにお驚かされるのですが、私が一番注目しているのはその構図。絵巻物のように4枚の作品が連なる景色の描き方が素晴らしいです。更に目を近づけてみると、イチョウや着物の柄、髪の表現など本当に繊細なナイフさばき(?)で描かれているのですよ。
そして、もう一枚は「木漏れ日と蝶」。絞り込んだ色数の中で見上げた蝶が描かれているのです。展示会に伺ったときに、この作品が好きだとメッセージを残したら、プレゼントにいただきました。
5日のライブに際にお持ちいただいたのですが、この日のライブで久しぶりに読んだ「青き蝶」にぴったり重なるイメージの作品なのです!!詩も切り絵も見上げた蝶の翅がモチーフになっているのです。木村新くんは私の「青き蝶」という詩をご存知なく、私はこの作品を持ってきていただけることも全く知らず、この日ひっそりと小さなコラボでした。やっぱり構図が素敵です。
青き蝶
蝶になってあなたの頭上を飛び回る
あなたが伸ばす手 すり抜けて
ほら、見て 光に透かした翅
キラキラと
木村新くんの切り絵、来年にはまた展示会もあるようです。その繊細な技術とデザイン性、是非ご覧になっていただきたいです。
*「メッセージ」カテゴリは詩(創作)ではなく、読者の方へのご挨拶やメッセージです。